今年の仕事始めはPXの24か月点検から。

作業前に現状確認のため試走です。
去年の10月後半辺りから、長期お預かりしていた旧車の作業を進めるため、しばらく24か月点検が受付のみででした。
現在も6名位の方にお待ち頂いていますが、今年は順次進めます。

試走も終わり作業を開始。

キャブレターはジェットの清掃に、キャブレターやオイルポンプなど各部増し締め。
初めてお預かりする方はここでキャブレターとキャブレターケース、オイルポンプを分解して面研となりますが、自店販売車や一度点検でお預かりした車両はその作業は済んでいますので、異常が見られない限りは作業を省きます。
その分料金も違います。
細かい事は聞いて下さい。
ガソリンホースとオイルホースは前回交換しているので、目視確認のみ。

クラッチを外します。
クランクシャフトから駆動されるオイルポンプ駆動ギアの点検。

2万キロ後半の走行距離ですが、クラッチは気になったのでさらに分解。

クラッチの爪が叩かれてだいぶ潰れています。
このままだと潰れた爪同士が干渉、クラッチが滑り始めます。

クラッチを交換します。

新品のクラッチのバリを取り組み付けます。

減っていたブレーキシューも交換します。
NEWFREN製。

セルスターターの調子が悪いとの事でこちらも点検。
セルスイッチを押すたびに、カチカチと音がしてリレーまでは電源が行っています。
この時点でセルスイッチやセイフティースイッチは原因から除外されるので、残るはバッテリーとスターターリレーとスターターモーター。
バッテリーをブースターで繋ぎ、スターターリレーもテスト用新品へ交換。
それでは症状変わりませんね。
もしセルスタートが使いたい場合はスターターモーターの修理、または交換が必要です。
飛び込みのタイヤ交換などやりながら、点検一日目が終了。
年始は恒例の桶川スポーツランドで走り初め。

もうこのピンクの50sは菊ちゃんの車両ではないんだな、と思うと感慨深い。

レース本番ではなく遊びなので、43ミリストローク縛りもなし。
ロングストロークET3もご参加。

今回初めて練習をご一緒する方も居て、賑やかになりました。
しかし、初めて乗る車両で初めて走るサーキット、とは思えないタイムは流石ツヨポン。
今シーズンの活躍も間違いなし。
またレギュレーションの変更があり、今シーズンからオートマチックも参加可能になったVespa GP。
ご興味がありましたらお問合せ下さい。
本年もよろしくお願いします。