エンジンの組み付けが一段落したので、他作業のP200E。
オーナーが錆取りをしたタンクが戻ってきたので、コック交換後オイルタンクも新品を取り付け。
もちろんホース類も新品へ。
しばらく放置して漏れが無いことを確認。
中古で購入後、分離給油が正常に作動しているか不安で混合ガソリンにして乗っていたそうです。
今回クランクシャフト交換と合わせてオイルラインの確認依頼もあったので、キャブレターケースにオイルポンプを分解。
分離の2サイクルオイルはなかなか複雑なラインを辿ります。
キャブレターケース裏側にある川の中をオイルが流れてキャブレターへ。
点検後組み付けて、プラグを抜いた状態でクランキングを繰り返して2サイクルオイルの吐出確認をします。
普段はPXでセル付きなので、セルモーター頼みのクランキングですが、Pなのでキックオンリー。
この暑さでオイルラインを満たすまでキックはしんどいので、一度キャブレターを仮に装着し混合ガソリンでのエンジン始動。
数分のアイドリングの後、手間ですが再度キャブレターを外します。
数回のキックでオイルの吐出を目視確認。
クランクから駆動されるオイルポンプ用ギア4つの点検と、その後のラインを全て確認しての吐出確認なので、これからは混合にせず乗って大丈夫です。
先ほど試走しましたが快調です。
排気音以外の余計な音がしないのがPの良いところ。
今回の作業で交換したパーツ類。
作業お待たせしました。