Vespa GP開幕戦も今月20日に迫っていて、皆さん車両準備中かと思います。
本日お預かりは33号車。
昨シーズン最終戦、筑波サーキットコース1,000でのピストン抱きつきからからの転倒で修理お預かり。
2サイクルエンジンでのレースだから、エンジンの抱きつき焼き付きは日常茶飯事と思われるかもしれませんが、それほど頻繁には壊れません。
特に茂原ツインサーキットや桶川スポーツランド、サーキット秋ヶ瀬などショートコースでのエンジントラブルは聞かない。
アクセル全開時間が短くて、直後に全閉にすればピストンも冷えます。
ただVespa GPで走るコースの中でもロングコースに当たる日光サーキットと筑波は要注意。
特に筑波の3コーナーの犠牲者は多い。
最終コーナーから3コーナーまで力のないベスパでは全開走行が続きます。
その後の減速時にはシフトダウン時にブリッピングで燃料を送って冷やしてあげるか、全開から全閉に一気に操作するかの2択です。
長い全開後のパーシャルは焼き付きのリスク大。
ベスパの長いインテークマニホールドも関係している気はします。
そういえば日光の裏ストレート後のコーナーで、歯医者さんも飛んでいたな。
本題修理はエンジンですが、転倒でハンドルボディにもダメージが。
これも痛いところで、レバーだけ折れてくれたら良いのだけど。
昨シーズンだけでも3名ここ折れています。
レバー途中に穴を開けるかリューターで溝を入れておくか、対策しておくのが吉。
こうなるとハンドル交換に。
本日ハンドル交換開始、このあとエンジン開けます。
テレビドラマフリークの山川さんより、ベスパが出ていたと教えて頂きました。
いやベスパが出ていましたよって、どう見ても杉ちゃんのGTVじゃない。
ローマの休日がモチーフなら、フェンダーライトのGTVは適任。
ツーリング写真はシート張り替え前でした。