エンジン不調で横浜まで引き取りに。
エンジンの回転が何かの拍子に突然重たくなり、全く吹け上がらない状態になります。
引き取りの際に現場で症状が出て良かった。
症状からして電気系、それもCDIやピックアップコイルではなくステーターで直に漏電です。
数カ所テープで補修跡があり。
ET3は車体左側小物入れ内にCDIがあるため、エンジン右側のステーターコイルから車体を横切るように配線が長い。
プラグコードも同じラインです。
車体から抜く際に引っ張ったら、3本ほど切れました。
再生産前のモデルで、車体番号から年式を調べたら1979年。
45年経過なら仕方なし。
くたびれているクランクシャフトのオイルシールもついでなので交換します。
同じラインで作業量変わらないのでプラグコードも交換。
配線グロメットも。
ここからCDIに行く配線とプラグコードを同じ保護チューブに入れ、車体左側へ。
配線端子をカシメ後ハンダを流します。
灯火用配線も同じ処理。
そういえばこのエンジンの症状が出てから、灯火類が機能しなくなったとの事。
ブレーキを除く全てのバルブが切れていました。
ステーターコイルからの漏電で、電流が他に流れてしまったようです。
無事にエンジン始動、灯火類も機能。
10キロほど乗ろうと試走に出ましたが、メーター不動でした。
マフラーの詰まりがあるようで、少し力は出ていませんが、エンジンは快調。
30分ほどの試走を終えました。
他ご希望のハンドルパイプのグリスアップやワイヤー交換、ステアリングステムのメンテナンスはひとまずお見積もりをご連絡します。