納車整備続きです。
ベスパ125ET3。
ハンドルパイプが終わり、ワイヤーは全て交換。
フロントハブ周り、分解と清掃。
古くなったグリスはカチコチ。
ベアリングとシャフト部のグリスアップとOリングの交換。
ブレーキカムのグリスアップをしてブレーキシューを交換します。
NEWFREN製。
混合給油の車両は計量カップからの糸くずの混入など。
タンク清掃と、コックにホースの交換。
前オーナーの時に、ご要望があり交換したキャブレター。
デロルトPHBL22。
VespaGPではマロッシのキットですが、こちらはピナスコのキット。
新オーナーと相談の上、こちらのキャブレターで行く事に。
ファンネルが一番力が出るのは間違いないけど、そこは街乗り使用。
まぁスモールのキャブレターはフレーム内なので、大きなエアクリーナーボックスみたいなものだけど。
ポリーニのエアクリーナーボックスを使います。
このポリーニのエアクリーナーボックスはお勧めです。
癖のないスムーズな吹け上がり。
私が今使っているレース用のエンジンの前、VespaGP(ベスパのレース)2018年シーズンはこのポリーニのエアクリーナーボックス仕様でGPクラス年間タイトルを獲得してます。
この説得力は我ながらすごいと思う。
フライホイールを外してステーターの配線の点検とクランクシャフトオイルシールの交換。
他のベスパショップの方は分かりませんが、私はET3のプラグコードで以前痛い目に遭っているので、どこかのタイミングでプラグコード新品はお勧めです。
何度か言及してますが、ここからのリークがあると何度ピックアップコイルを交換してもすぐに壊れます。
ET3のクラッチはダブルスプリングで重い。
生産が終了して何十年と経過しても、未だに新商品がどんどん出る凄いカテゴリーですベスパは。
12本スプリング仕様ですが、使うのは9本。
リアブレーキもNEWFREN製へ。
あと少しで試走です。