月: 2025年10月

作業続き PX200FL2

作業の続きはPX200FL2。

減っていたタイヤは前後交換。

フロントブレーキキャリパーの分解と清掃。

乗らない時期があったようで、パッドの表面は錆。
交換しました。

サスペンションも前後交換。

もともと引き取りが必要だったのはクラッチワイヤー切れのため。

各ワイヤー類の交換と合わせて、左右ハンドルパイプのグリスアップ。
青いグリスは写真映えしませんが、高性能オメガグリスです。

明日マスターシリンダーのリペアキット交換にフルード交換で作業完了予定。
ここ数日で目に見えて膝が改善なので、明日から試走も再開です。

24ヶ月点検 PX200FL2

冷たい雨の週末になりました。

開店前の早朝引き取りは横浜青葉まで。

ベスパPX200FL2ですが、修理にカスタム、24ヶ月点検でのお預かり。

前後サスペンションはマロッシで、マフラーはBGM BIGBOXへ。

スタイルを楽しむカスタムだったら、サスペンションの選択肢もたくさんあると思います。
社外品いっぱい出ているので。
ただ、性能でとなったら、もうマロッシRS24以外選択肢なし。

好調でもオーバーフロー跡くらいあるのが普通ですが、こちらはとても綺麗。

キャブレターとオイルポンプ周りの点検と増し締め。

切れていたインテークゴムの交換。

クラッチを外して、オイルポンプ駆動ギアの動作点検。

クラッチは綺麗で交換ありません。

ブレーキシューをNEWFRENへ交換して、マフラーも交換。

マフラーも色々ありますが、トルクと音量バランス良くいつも使っているのはBIGBOX。
今週作業続きで、週末に完成予定です。

長期放置 PX150Euro3

昨日引き取りにお伺いしました。

10年放置期間があったというベスパPX125Euro3。

つい新しいのにと思ってしまうEuro3ですが、初期のマリーンブルーなので2011年。

9月21日の桶川での怪我以来、初の修理車の引き取り。
オーナーに手伝って頂き、引き取りは出来ることが判明です。

放置期間が長く、フロントブレーキは固着。
現場でキャリパーを外しての積載でした。
リハビリ引き取りにしてはレベルがやや高め。

現状でキックは下りず。

長期放置の後の始動の場合、まずプラグを抜いてのキックが鉄則。
それでもキックが下りない場合は無理せずエンジン分解が吉。

エンジンを下ろします。

どんどん分解。

これが頑張ってキックを下ろさない方が良い理由です。

クランクのウェブが錆びてしまっていて、このままキックを下ろすとエンジンケースのロータリーバルブ面を削ってしまいます。

今回は作戦が功を奏し、ロータリーバルブ面は無事でした。

一度ご来店頂いて確認をお願いします。
そのあとはしばし部品待ちに。

24ヶ月点検 PX150Euro3

24ヶ月点検でお預かり中です。

ベスパPX150Euro3。

キャブレターとオイルポンプ周りの点検に増し締め。

クラッチを外してクランクシャフトから駆動されるオイルポンプ駆動ギアの動作点検。

ここからが問題。

クラッチを握っていても前に進んでしまう、クラッチの切れの悪さの症状。
フリクションプレートの爪の潰れを見ると、症状と一致していて一見問題なし。

しかし何が問題って、整備履歴を確認すると一年前にクラッチ交換しています。
それから走行距離にして1,600キロちょっと。

考えられるのは前回の作業で純正ではなく社外のクラッチを使った可能性で、それ以外、余程のカスタム車でない限りは考えづらい。

今回は純正で交換しました。
部品代は頂きません。

リアブレーキシューは交換。

フロントブレーキキャリパーの分解清掃。

パッドの交換はありません。

汚れていたハンドル周りも清掃とグリスアップでリフレッシュ。

作業お待たせしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

リードバルブ化作業中だったET3は昨日完成でした。

整備をきっちりする事は当たり前として、きっちりした試走と調整も売りなんだけどここのところ試走が出来ず。

オーナーにご協力頂きながらのセッティングに。
ご迷惑をお掛けします。

点火系メンテナンス ベスパ100

3速に入らないとメールでご相談頂いて、本日作業でしたベスパ100。

シフトワイヤーを2本フリーにしてみて、エンジン側で動作させてみると異常なし。

シフトワイヤーの交換で復調。
合わせてご相談のあった始動性の悪さ。

エンジン温間時、冷間時関係なく、毎回汗を掻くほどのキック始動とのこと。

40年前の車両でステーターコイルの配線劣化あり。

ステーターコイル配線の引き直しと合わせて、ポイントとコンデンサーを交換。

作業後は一発始動に。

バッテリーなしの6V交流電装、電気抵抗侮れません。

 

 

 

 

 

 

 

馴染みの方から初めての方まで。

「ヒザの具合はどうですか?」と気にかけて頂き恐縮です。

診断と自分の感覚からは年内掛かりそうという感じ。
大けがまでいかなくても、数か月生活にも支障が出るケガは初めて。

ベスパでのツーリングにベスパでのレース。
大型バイクでの早朝スポーツ走行にサーキット走行。

これが出来るのも健康な体あっての話だなと実感する日々。

「二輪ですので結局のところ排気量も距離も速度も関係なくアクシデントはありますね」
とは、気にかけてメールを頂いたUG氏。

バイクってそういうもので、50㏄で自宅の近所しか乗らなければ安全かっていうとそうではなくて、乗る以上リスクはある。
そう考えるとサーキット走行を控えてツーリングだけにすれば安全なんて事は全くないんでした。

色々と考えていくと「問題は性格でしょう」と言った小林氏の意見が的を得ているかも。
改善が必要なのはサーキット走行をやめる事ではなくて、転倒を怖がらない勝気な性格という結論になりました。