引っ越しをまたいでのお預かり中。
ベスパP125X。
不調になりながらも帰宅。
次の日の始動時にはキックが下りないという症状です。
少し前にシリンダーまで外し、クランクシャフト大端部にオイルシールの破片があるのを見つけました。
ミッションオイルをマメに交換されているようで、年式からすると随分と綺麗なミッションケース内。
割れていたクランクシャフトのオイルシール。
クランクシャフトのオイルシールも左右ありますが、右側フライホイール側はケースを割らずにフライホイールを外すだけで交換が可能。
クランクシャフト左側はエンジンを分解、クランクシャフトを抜かないと交換出来ません。
今回割れたオイルシールが入っていた、クランクシャフト左側のベアリング。
ベアリングの抑えのためのクリップがありますが、割れるときはこのクリップの隙間部分が割れます。
長い時間をかけて振動するんでしょうね。
肝心のケースロータリーバルブ面は無傷で良かった。
次の週末にお渡し出来ると思います。
本日Vespa GPのため休業です。
サーキット秋ヶ瀬でのナイトレース。
涼しくなる時間なので、お時間ありましたツーリングがてらいらして下さい。