月: 2023年6月

茅ヶ崎営業最終日

2,001年オープンだから、22年目での引っ越し。

営業日は日中修理をして、夕方からの車両移動の日々ですが、
今日は特に事前連絡なしにVespa GP仲間が集まってくれて、夕方から車5台での引っ越し作業でした。

車を無造作に置けるのが良い新店舗。

2週間空きますが、7月7日(金)から平塚新店舗での営業です。

平塚市西真土1-4-59

24ヵ月点検後半

24ヵ月点検の後半です。

ハンドルパイプのグリスアップに、各ワイヤー類の交換。

これで操作系は軽くスムーズになります。

錆てしまっていたブレーキパットを交換し、ブレーキキャリパーの清掃。

ブレーキフルードやミッションオイルを交換し、作業完了です。

試走も暑い。

明日が茅ヶ崎での最終営業日となります。

24ヵ月点検 PX150Euro3

個人売買で購入されたというPX150Euro3。

24ヵ月点検でお預かりです。

キャブレターにキャブレターケース、オイルポンプを分解。

清掃後、定盤で研磨します。

キャブレターケースとオイルポンプを組み付けてクランキング。

2サイクルオイルの吐出を確認。

整備前の試走では、キャブレターの調整がおかしい感じでした。

もともと混合比の設定が薄いPXE3ですが、さらに汚れがあったのか、薄目なセッティングをアイドリング調整であげていたような印象です。
キャブレターのオーバーホールと同時に、フロートバルブをスプリング付へ交換。

スロージェットは対策番手へ上げます。

ガソリンタンクを外します。

これでもかと言うくらい硬かったガソリンコック。
分解洗浄とグリスアップで正常な動作に。

硬化していたガソリンホースとオイルホースを交換。

クラッチを分解して、クランクシャフトから駆動されるオイルポンプ駆動ギアの点検。

クラッチは綺麗でした。

明日作業の続きです。

Vespa GP第2戦

6月11日の日曜日。

Vespa GP第2戦でした。

Vespa GPで転戦するサーキットの中でも一番遠いサーキット。
筑波のコース1,000と同じく高速サーキットの日光サーキットです。

2,016年にVespa GPに混ぜて頂いてから、カッパを着て走った事ないんですよね。

強烈な晴れ男が存在するだろうVespa GPも、今回は練習に予選、そして決勝と常に雨。

レース前のブリーフィング。

雨でテンションがいまいち上がらないなと、皆さん思っているでしょうが、決勝が始まってしまえば雨は関係なく競争です。

レインタイヤでもなくウォーマーも不使用。

10インチタイヤを滑らせながら走ります。
マスタークラスとマスターキング。

雨の中でのデビュー戦となった田辺さんは圧巻の走りでした。

デビュー戦でGPクラストップタイムは前例あるのかな?
表彰台獲得おめでとうございます。

個人的には22番柳本君と、33番尾崎さんの走りが印象的でした。

お二方とも今回のレースでグッとタイムを上げて来て、もうGPクラストップを争う好成績。

さらなる飛躍に期待です。

転倒なく決勝を終われて何よりでした。

次戦は秋ヶ瀬での耐久レース。

夏のお祭りです。

エンジン修理 P125X

キックが下りない、との事で昨日お預かりしました。

ベスパP125X。

調子が悪いながらも何とか帰宅、次に乗ろうと思ったらキックが下りなかったそうです。
不思議なこともあるもんだ。

置いてある一晩でキャブレターがオーバーフロー、クランクケースにガソリンが溜まってキックが下りないと予想しましたが外れました。

シリンダーとピストンは無事。

焼き付きではありません。

フライホイールを逆に手で回すと難なくクランキング。

しかし、フライホイール内は以上なし。

そうこうしている間にクランク大端ベアリング付近に異物があるのを発見。

ドライブ側のオイルシールが割れて、クランクシャフトに噛みこんだようです。
以前も他の車両で経験しました。

ここからの修理はクランクケースを分解して、中を確認の作業になります。
クランクケース内のロータリーバルブが無事であればケースは再利用出来ます。

オーナーとこれからの修理の方向をご相談です。

 

 

 

 

 

 

 

 

エンジンからの異音の原因はウォーターポンプでした。

去年の2月に交換しているので、故障診断少し遠回り。

社外品の当たり外れってこんなにあるの、とこの車の修理で何度か体験。
今回はおなじみイタリア電装メーカーのMagneti Marelli製。

レース前日の交換になってしまいました。

明日はVespa GPのためお休みです。