24ヵ月点検でお預かりです。
PX200BME。
トランポでの入庫になりましたが、24ヵ月点検お預かりでエンジンが掛からない車両は珍しい。
アイドリングをしなくなって、そのうちにエンジンが掛からなくなったとの事です。
スロージェットなどの詰まりを疑って、キャブレターの点検に清掃をしましたが異常はなし。
ただプラグを外した状態でクランキングをしてみると、プラグホールとキャブレターから霧状のガソリンが吹きます。
エンジン内の混合気が濃くなり過ぎただけでした。
しばらくクランクングを繰り返し、新しいプラグを装着するとエンジン始動、アイドリングもしています。
エンジンを始動しようとセルモーターを回している時、もしくはキックをしている時。
この時に一瞬エンジンの初爆があり、掛かりそうで掛からなかったな、なんていう時は、大体燃料が濃くなりかけています。
そのままチョークを引いてアクセルオフでキックをし続けると、プラグが濡れてもう掛かりませんのでご注意。
チョークを戻してアクセルを開けながらのキックが正解です。
前回の点検時にガソリンとオイルホースを交換していうので、今回は目視点検。
クラッチを外します。
オイルポンプ駆動ギアの点検。
BMEなので7本スプリング。
クラッチも良い状態でした。
前回の点検から距離があまり乗られていないようで、ブレーキシューは前後とも交換なしです。
清掃のみ。
ハンドルパイプのグリスアップに、各ワイヤーへ給油。
フロントブレーキの清掃で作業完了。
今日も試走しましたが、快調でした。
明日残りの試走です。
リアタイヤがスローパンクのご相談はMRTさん。
またチューブレスホイールのバルブから漏れているのか、と思ったらただのパンクでした。
減っていた前後タイヤをミシュランのS1に交換し、作業完了。
「後ろのタイヤは交換したばかりなんですけど・・・。」
とMRTさん。
後から分かったのですが前回交換は令和元年だったそうです。
光陰矢の如し。
本日トップページにアップしましたが、3月の第一週3日(金)、4日(土)、5日(日)は臨時休業になります。