PXのオイル漏れ、と言っても原因は様々。
乗った後、しばらく置いておくとエンジンの下にシミが少し。
多いのはキャブレターからの吹き返しだったり、これはオイル漏れではありません。
その他は、オイルポンプ潤滑用にキャブレター付近まで上げてるミッションオイルの戻りだったり、上記写真のドライブシャフトのオイルシールドレンホールからだったり。
ピントが合っていませんが、後輪を回すドライブシャフトのオイルシール。
ここのオイルシール外側、ベアリングとの間に穴があります。
これはオイルシールがダメになった時に、リアブレーキへのオイルの混入を防ぐもの。
PXE3では新車時にここからの漏れがある車両があり、新車納車直後に何台かエンジンを開けました。
原因は新車組みつけ時のオイルシール打ち込み不良。
ここからの漏れの特徴は、置いておく時間に比例して、ミッションオイルが入っている限りどんどん漏れます。
本題です。
お付き合いのある販売店さんからの依頼で、PXE3のクランクシャフトを交換します。
クランクサイドベアリング、オイルシールも交換です。
ドライブ側ベアリングへ、新しいクランクシャフトを引き込みます。
フライホイール側ケースのクランクベアリングと、キックシャフトOリングの交換。
セカンドシャフトとミッションを組み付けて、ミッションのクリアランスを調整。
純正指定は0,15ですが、少しきつめに組むとシフトのフィーリングが良いです。
オイルポンプ駆動ギアの組み付け。
3万キロを超えているそうなので、クラッチも交換します。
お預かりした状態まで。
本日のお引き渡しでした。
5時半集合だとまだ夜明け前。
朝走りに行けるのも、年内あと数回かな。
伊豆スカイラインの入り口でさらに合流してから、帰りのスカイポート亀石。
おや、4輪に2輪の台数が負けている。
主にはVespa GP出場者のお仲間ですが、今回はレースに関係なく昔からベスパを楽しんでいる方、今ベスパを探している方など。
楽しい朝のひと時でした。