お預かりしているPXEuro3、24か月点検の続きです。
分解したキャブレターにキャブレターケース、オイルポンプを定盤で面研。
キャブレターのオーバーホールです。
フロートバルブ当たり面の擦り合わせに、フロートバルブはスプリング付へ交換。
オーバーフロー対策です。
クラッチを外します。
クランクから駆動される、オイルポンプ駆動ギアの動作点検。
外したクラッチは良い状態でした。
トルクレンチを使い、クラッチをクランクシャフトへ固定。
リアブレーキシューは、コントロールのし易いNewfren製へ交換。
ガソリンタンクを外します。
硬化していたガソリンとオイルホースを交換、動きの硬かったガソリンコックを分解グリスアップ。
ここまで作業が終わった時点で、キャブレターケースとオイルポンプを組み、プラグを外した状態でクランキングを繰り返します。
2サイクルオイルの吐出を目視で確認。
今日作業終わらずですね。
週末に後半作業の続きです。
先週の日曜日、Vespa GP第2戦がサーキット秋ヶ瀬。
練習走行で気づいたステアリングの不具合。
異音と振動でフロント周りが不安定でした。
予選前のわずかな時間を使って、ハンドルを持ち上げてステアリングナットを締め付けます。
が、ハンドルが重たくなるだけで、一向にステアリングのガタが取れない。
現場での短い時間での作業は限界があるのでそのまま走行を続けましたが、昨日原因が判明です。
何となんとのフレーム断裂。
いくらステアリングを締め付けても変化がない訳だ。
今シーズンの課題はより深いバンク角。
なので転倒も仕方ない。
初戦茂原の練習走行での転倒は良かった。
どうせ転ぶなら前後輪同時、を目標にしていたから、なかなか実りのある転倒だった気がします。
話が逸れましたが、転倒によるダメージがきっかけになったと思いますが、根本的にはPKフォークとフロントディスクブレーキのしわ寄せがフレームにきたと思います。
剛性のよいPKフォークでガツっとディスクブレーキですから、金属疲労の蓄積です。
本来ならフレーム交換ですが、そこは溶接が出来るメリットを生かし、直すだけだはなく補強も入れる予定です。
坂本さん、アドバイス下さい。