24ヶ月点検が続きます。

お預かりしたLX150ie。
リアブレーキの分解清掃。

フロントブレーキも同じように分解清掃です。

プラグとエアフィルターの交換。

ハンドルカバーを外し、左右ブレーキレバーのグリスアップ。
ブレーキフルードは、随分汚れていました。

フルードを交換します。

駆動系の分解点検です。

昨日のGTVと同じく距離が浅いため、交換部品はありません。

ただ、クラッチのジャダーの症状が出ているとの事でしたので、クラッチの当たりを念入りに修正。

特に上り坂での発進時にジャダーが出るとの事でしたので、普段の試走ルートにはない坂道を探し、発進停止を繰り返しテストしました。
今日の試走では平坦な路面に坂道発進を繰り返しましたが、今のところ、ジャダーの症状はありません。
しばらく乗って様子を見て頂ければと思います。
先ほどお電話しましたが繋がりませんでしたね。
作業完了しています。
一昨日レッカー車で入庫は、ベスパPX150Euro3。
「振動は感じるが、車両が前に進まない」との症状は、ドライブシャフトのスプライントラブルでした。
ここまでになるのは極端ですが、稀なトラブルではありません。

リアブレーキドラムですが、中心のスプラインが削れています。

ブレーキドラムの交換になります。

新品ドラムのスプライン。

トルクレンチを使い、ドライブシャフトのナットを締め付けます。
PXのドライブシャフトとクラッチナットは、定期的なトルク管理が必要です。
ドライブシャフトの場合、厳密にいうと割ピンが入ったナットの位置は変わっていませんので、ナットは緩んでいません。
ドラムの痩せ、ドライブシャフトの伸びなどが原因で締め付けが甘くなります。

ブレーキに混入した金属粉を綺麗に掃除し、作業完了です。