「今、知り合いのバイク屋さんにいるんだけど、いーてぃーさんっていうベスパのヘッドから漏れてるみたいなんだよ」
「ET3はヘッドにガスケットが入っていないから、ちょっと擦ってあげて、耐熱の液体ガスケットで組めば大丈夫ですよ。えーと、マフラー外してタイヤを外して、エンジンマウントのボルト・・・」
「あー、やって欲しいって言ってる」
ということで、知人つてでオートバイ販売店さんからのご依頼。
少しばらしたとの事ですが、正確な故障診断ですね。
ヘッドからだいぶ漏れていました。
定盤で擦って組み付けます。
ちなみに正確な作業手順は、ガソリンタンクを外してからキャブレターを外す。
マフラーとリアタイヤを外したら、エンジンマウント前側を緩め、エンジンマウント後ろ側(リアサス固定ボルト下側)を外す、です。
ポンコツ軽トラの車検が迫っていて、折れて穴も空いているマフラーは、運よく新品が手に入りました。
それで、付ける前に塗る。
この塗料が、寒冷地の凍結防止剤や塩害から車両を守る目的で開発された、ワコーケミカルの新商品。
薄い鉄板に塗って、繰り返しの折り曲げでも剥がれない、というのを、以前ワコーズ営業氏が見せてくれました。
スプリングに塗装しても剥がれないらしい。
ちなみに耐熱は150度なので、サイレンサーなら大丈夫。
たぶん。
エポキシ塗料なので、塗膜の厚みと弾力が売りですね。
「新品マフラーを何十年持たせるつもりか分からんが、大丈夫。その前に車が壊れるから」って声が聞こえてきそう。
今週は第4週になりますので、明日火曜日と明後日水曜日が定休日となります。