一昨日引き上げにお伺いしたP200E。
エンジンが不調になってから4年以上乗らずにいた車両です。
修理の見積もりを作るため、まずはエンジンがかかるところまでの整備をします。
分離給油のPXと違いオイルポンプがありませんので、シンプルなキャブレター周りです。
掃除のため分解しますが、スロットルバルブがひどくこすれてまともに動きません。
この状態ではエンジンの始動テストも出来ないので、手元にあった同じSI 24/ 24E キャブレターをオーバーホールし使用します。
手元にあったのは分離用のキャブレターですが、オイルの通路が多いだけで使用に問題はありません。ちなみに、混合用のSI 24/ 24E キャブレターには分離給油用の穴がありませんので、PXなどに流用は出来ませんね。
あとはアクセルワイヤーの取り付け部が若干違います。
左側混合用は直接ワイヤーがつきますが、分離用はオイルポンプのアームに接続されます。
固着していたアクセルワイヤーは、インナーアウター共交換しました。
いざエンジン始動ですが、残念ながらエンジンからの異音があります。放置期間にクランクのベアリングが錆びてしまったかもしれません。
状況をオーナーにご連絡します。
2泊3日でお預かりしていたApeは、本日お引き取りでした。
クラッチが軽くなったので操作が少し楽になりました。
それでもみなさんApeに乗ってらっしゃる方はグローブ着用で運転。
操作の疲れが違いますね。