月: 2011年5月

後回し

あらら。。。
バッテリーが上がりました・・・・。

以前交換したそんなに古くないバッテリーですが、どうやら充電電圧が足りていないのかなという感じです。

古いのでしょうがないですね。

シート下にあるエンジン周辺を見ると、もうすぐ修理が必要になりそうな箇所が目に付いたりもしますが、なかなか予備的な整備に手が付かない。

自分の車両だし、いつでも直せるから壊れてからでいいかなと思ってしまいます。

パーツカタログを引っ張り出して、まずは部品の手配から。

昔から営業している町の自動車部品屋さんというのはなかなか楽しいもので、そこらじゅうに懐かしいようなアナログな部品がぶらさがっていたりしますね。

時間に余裕をもって行ってみます。  ^^

明日火曜日は定休日となります。

雨もまた

今回エンジントラブルの原因となったクラッチの故障。

破損したCクリップとクリッププレートを交換し、組み付けます。

後はフレームに載せるだけとなりました。

そして部品待ちになっていたこちらの車両は・・・。

新しいチャンバー「POLINI Evolution2」が付きました。

カスタムの場合、パーツがスムーズに付かないのはある程度予想出来ますが、これもまた半日がかりの作業となりました。
削って、合わせて、付けてみての繰り返し。

しかしそんな苦労も吹き飛ぶような期待をさせる、力強い排気音。
走りだすまであと少しです。

今日は一日よく雨が降りました。

毎日しとしとと降る梅雨空はうっとおしいものですが、今日ぐらい降ると清々しくも感じます。
外には出る気にならないこんな夜は、一人で過ごすのも魅力的。
雨音を聞きながら暖かくして本を読むのはいいですね。

一人でする修理の作業もまた魅力的。
エンジンルームのあちこちにごちゃごちゃとした配線。

ようやく少しすっきりしてきました。

それぞれに整備

今日は雨の中、みなさんご自分のベスパの整備です。

スポーツチャンバーのグラスウール交換。

排気音がだいぶ大きくなってきたな、というときは交換時期ですね。
この車両ではおよそ1,500キロの使用。

以前こちらで紹介したオレンジ色のP200は、先日お買い上げいただきました。

「整備は自分でやるからいいよ」

ということで、キャブレターやらブレーキ、そしてワイヤーの整備です。
発電機の配線とメインキーの配線は痛んでいるので引きなおします。

僕の方はというと、昨日のGTSのエンジンは部品待ちなので、ET3のエンジンを終わらせます。

ギアやシャフトにはダメージがなかったので再利用。

このあとケースも合わさり、明日完成の予定です。

GTSの異音

「エンジンの音が気になる」

と、昨日の夕方にご来店頂きました。

走行距離が1,000キロ弱のGTS250ですが、確かに聞きなれない音がします。
プーリーあたりでウェイトローラーが遊んでいる音ではなく、どうやらヘッドからのタペット音のような気がします。

通常GTSでは聞きなれない種類の音なので、そのままお預かりしました。

ヘッドを見る前に、駆動系を点検します。

異常はなさそうなので、いよいよシリンダーヘッドあたりが怪しくなります。
大阪のサービスセンターに電話をしてみると、
「エンジンを下ろさないでヘッドの点検はかなり大変。下ろした方が早いです」との返答でした。

ヘッドカバーを外してタペット調整の予定でしたが、エンジンを下ろすことになりました。

冷却水を抜いたあと、ハーネスやホース類マフラーも外しエンジンを下ろします。
250ccのエンジンなので、ハンドチェンジより力のいる作業です。

のぞき窓から上死点をだした後にヘッドカバーを外し、バルブクリアランスの点検。

インレット側は基準値ですが、エキゾースト側のクリアランスは基準の倍0,3ミリ。
ガソリンで冷やされるインレット側と、高い温度の排気が通るエキゾースト側では熱膨張の違いからクリアランスが違います。

念のため、カムシャフトとロッカーアームの当たり面の点検もします。

カムスプロケットに付いている重りのようなものは、オートデコンプの役割を果たします。

700回転以下のエンジンの回転数でバルブを押し、シリンダー内の圧縮を抜きます。

原因はここにありました。

走行1,000キロの車両とは思えないほどダメージがあったカムシャフトとロッカーアーム。
故障の少ないGTSで初めての経験です。
部品を発注、交換になります。

本日関東地方も梅雨入りになったそうで、しばらくは雨合羽が手放せませんね・・・。

乗るより直すのにいい季節、でしょうか。  ^^

兵糧攻め?

少し前、休んでも疲れがとれない時期があり、たまたま読んでいた本で興味を持った「断食」を試そうと、とりあえず三日間食事を絶ちました。

もともと食べ物に無頓着なほうなので、さほど辛くなく無事に三日が過ぎ、四日目から少しずついつも通りの食生活に戻しましたが、五日目からすこぶる体調が良くなったのを実感。
ずいぶん効果があるものだなと改めて調べてみると、胃腸が過度の食生活により弱っていたり、消化吸収にかなりの体力を使っていたりという事のようです。

なんで突然健康の話題なのだですが、ボングーからほど近いコンビニエンスストアが明日移転。
お昼困ったな、から思い出しました。

一年ほど前から弁当は作ってもらっていないし、早起きして自分で作るくらいなら食べなくていいかなと思うくらい横着なので、いっそお昼はしばらく抜きで・・・。

お待たせしているET3のエンジンの修理です。

エンジンの始動時にキックの抵抗感が無くなりました。

キック時の抵抗感の無さは、ほとんどの場合クラッチトラブルと直結しています。

クラッチカバーを開けたところ、クラッチのCクリップが外れエンジンの中でクラッチがバラバラです。
Cクリップの破片もエンジンに残っているので、分解します。

クラッチはすでに分解済みなので、エンジンを下ろしてしまえばあとはスムーズ。

ケース内にはアルミ粉。

エンジンの部品がすべて外れました。

Cクリップの破片は見つかり一安心。

気になったアルミ粉はクランクケース内部のものでしたが、機関に影響の無い部分なのでケースは大丈夫。
後は各ギアとシャフトのダメージの点検、そのあとはエンジン内の掃除をして組み立てます。