今朝は早めに家を出たのでお店を通り越して江ノ島まで。
海の家も出来てきて、もうすぐ海開き。
今年から禁煙のビーチも増えるようで、愛煙家には厳しい状況ですね。
こちらは修理でお預かり中の八王子のHさんの50s。
信号待ちでエンジンの回転が上がり、エンジンからはダラダラと混合気が漏れています。
どこかエンジンの取りつけで隙間が出来てしまった症状です。
隙間から混合気が漏れ、また空気を吸ってしまうので回転数が上がります。
エンジンをゴロンと下に降ろします。
これがキャブレターとエンジンをつなぐインレットマニホールド。
キャブレターから送られた混合気をエンジンに送るパイプです。
このパイプに亀裂が入っていたり、取り付け不良だと先ほどのような症状が出ます。
ちなみにキャブレターは日本語で気化器。
いかにもガソリンを気化させ、霧吹きでふいたようなものを想像しますが、実はインレットマニホールドの中はガソリンがかなり液体の状態で流れているそうです。
以前学校で透明のインレットマニホールドを作って実験した!というアキちゃん情報。
確かに加速ポンプもベスパのチョークもいかにもドバドバ流れていそう・・・。
インレットマニホールドとシリンダーヘッドを定番の上で研ぎます。
あとは逆の手順で組みあげます。
作業後の試乗では問題ありませんでしたが、遠方の方なので明朝もう一度試乗します。
そしてとなりでは並行してPX200のエンジンを下ろす作業をしているアルバイトのHくん。
一緒になんて思っていたらほぼ一人で降ろしてくれました。
転がし用のエンジンを載せてとりあえず完了。
ちなみにこちらのPXはドライブシャフト(リアタイヤを回す最後のシャフト)の交換です。
明日はどの修理をしようか、あれもこれもと欲張って予定を立てても出来ないので順番にひとつづつ。
テキパキと!