ここ数日は雨が降って気温が低い日が続いていますね。
特に今日は一段と寒い。
「こんな日はビールと鍋でも!」と想像すると帰宅も楽しみになります。
そんなで天気が悪い日が続いて飛び込みの修理など少なくなり、たまっていた修理が順調に進みました。
今日終わったのはSR400のエンジン腰上オーバーホール。
フロントがディスクブレーキで前後キャストホイールという、SRの中でもかなり古い1970年代の車両です。
メーターは交換されていて距離は不明。
それにオイル管理不足の為、カムシャフト、ロッカーアームがダメージを受けてしまいました。
手前のロッカーアームが特にひどく、削れていますね。
今回はロッカーアーム、カムシャフトなどダメージがひどかったので、中古のヘッドを入手。
こちらのと比べると一目瞭然。
中古のヘッドなので、バルブの擦り合わせ、バルブステムシールの交換などヘッドをオーバーホールして組み付けます。
普段修理しているのがグリップチェンジのベスパですから、こんな作業は久しぶり。
2サイクルと違い部品点数は多いですね。
クランクシャフトとカムシャフトのタイミングもあるので、まずはフライホイールとケースの合いマーク(Tマーク)を合わせ、ピストンを上死点に合わせます。
その状態でカムスプロケットの合いマークをヘッド上面に合わせます。
見にくいですが、左側で金属の棒が差しているところに小さな丸い印があります。ここでタイミングを間違えるとピストンとバルブが当たってしまい大変なことになるので慎重に!
順調に作業も進みいざエンジンをかけてみると、エンジン音がとても静かに!というか正常な状態に戻りました。
GTSなどもそうですが4サイクル単気筒のエンジンですと、高速巡航などが長い場合、オイルは減りますのでこまめなチェックが必要です。
250のスクーターですとオイルも1Lですからね。
量が少ないとどうしても遠いヘッドがダメージを受けてしまいます。
長いことお預かりしたSRも完成し、夕方はBMWでご来店のヤマザトさんとしばしの談笑。
乗ってこられたのは72年式のBMWなんですが、この車両がなんともいい雰囲気!
前後ドラムブレーキにメーターと一体型の砲弾型ヘッドライト。
とってもクラシカルなムードで、「いつかはこんな車両が欲しいなぁ」と思わせます。
ツーリングを考えると、デザイン的にはあまりクラシカルではないですが、カウルのあるR100RSなんかも好きです。
「またツーリング行きたいですね」なんて話しながら、お帰りのワンショット。
日曜の夜、週末休みの方の場合「明日から仕事・・・」なんですが、火曜定休のボングーでは「後一日がんばれば休みだ!!」となります。
あと一日がんばるぞ!
と、やっぱり寒い。パソコンに向かっていても足が冷たくなります。
やっぱり鍋がいいな、今夜は。
こんな日に限ってカレーだったりしたら・・・。
今日はお昼カレーだったよ!!奥様。